10月の節に入るとそれは神無月となります。それは全国の神社の神様が出かけて地元にいない月だから神無月となります その出かける先が島根県、出雲国なので出雲では10月を神有月と呼びます
出雲の神話
それは神話の域ではないのではないのか そう唱える人も少なくありません なぜなら古代当時、数十メートルの高さを誇る建築物の遺構もあり神話というよりも当時とすれば巨大な国家の話にも思えるからです
古代には邪馬台国、出雲国など日本という国が一つにまとまっていない時代がありました。それらは全て西日本にあり現代の奈良県、岡山県、島根県、福岡県にその伝説は残るようです ただ、それらについて共通して云えるのは、どれもが伝説であり確固たる証拠はないことです。つまり壮大なロマンからは抜けられない話、伝説です
一つ一つまた一つ
伝説から少しだけ離れて、ゆっくり事実のみを解釈していくと面白いことが発見できます。例えば神社の話です。ご承知の通り、伊勢神宮は日本という国のはじまりであり皇室の祖先と云われます。だからこそ神宮という称号であり神社とは云いません。しかし日本には神宮という称号をたずさえた社が他にもあります これらの神宮にアマテラス様が御鎮座されたいるのならば不思議なことではないのですが、そうではない神宮があります
日本の中の国
出雲の国譲りが本当であれば出雲以外の国が出雲を吸収したことになります そしてそれは一般的には伊勢と云われるようですが、そこも疑問です なぜなら舞鶴から元伊勢伝説のある京都山中を通り伊勢にたどり着き五十鈴川で 身を清め神宮に鎮座したと云われます。であればそこには既に宮となるなにかがあったと推測できます。つまり国が存在していたと推測できます。しかし邪馬台国は奈良方面、今の伊勢とは少し離れていますましてや古代ではこの距離は大きな距離です
もしかしたらの話です
古代の日本には出雲国があり日本で一番、文明の発展していた国でした しかし、そこに国譲りを求めたのは奈良県地方に有ったとされる邪馬台国系の国 そこの新たな女王となるアマテラス様は、なんらかの理由で舞鶴方面から行ったのですが落ち着く場所を奈良ではなく伊勢にした。理由は奈良にはオオモノヌシノカミ様が元々いらして、出雲と繋がりがあった神だったので隣国の伊勢に身を寄せた。つまり伊勢国、出雲国、邪馬台国系の国がありました。
そしてもう三国 それらの国譲りに異を唱える国が日本にはあり、それらの国は神宮の称号を自国の守り神でもある社にもつけた 宇佐神宮 香取神宮 鹿嶋神宮 つまり古代日本には六つの国があり、はじめはそれぞれ別の文化が存在していたと思います これはあくまででも壮大なロマンであり確たる証拠、書物はありませんが断片的な史実から予想したまでです
ただ一つだけ・・・ オオヤマトヒダカミノクニヲヤスクニトサダメマツリテ この部分の詞は国がこのときに一つになったことを表しているのではないでしょうか。つまり、いろいろな国が日本には有ったのはホントなのだと思います
古代からの暦
日本は壬辰からはじまった或いは壬子という方もいます いずれにしても天干は壬です。そして645年、大化の改新から日本の変革がはじまりました。 そしてその時代の、その年は乙巳の年でした 奇しくも来年は乙巳の年、今年から九運となり結果の年 来年からは更に大きく変わっていく、そのような気がします
とまぁ、神無月だから神様の話もしてもいいかなと思い長々と書きました
来年 2025年 乙巳年開催の講座、年間スケジュールアップしました よろしけば、ご一読ください おかげさまで ありがとうございます
追伸 来年は七つの神宮参りを考えています